2016年8月27日開催 『通訳者・翻訳者への道』 アフターレポート

  • 2016.10.27 Thursday
  • 10:40

サイマル・アカデミーでは、定期的にセミナー「通訳者への道」「翻訳者への道」を開催しています。 こちらでは2016年8月27日(土)に開催された『通訳者への道』についてレポートします!今回の講師はサイマル・アカデミー通訳者養成コース講師の今井美穂子先生です。

 

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講師:今井美穂子(会議通訳者、サイマル・アカデミー講師)
上智大学外国語学部英語科卒。映画配給会社に勤務しながら、3年間サイマル・アカデミーの通訳者養成コースに通う。2008年秋、同時通訳科(現・会議通訳コース)修了。現在はエンターテイメント業界を中心にフリーランスの通訳者として活躍する一方、通訳者養成コース(通訳機砲よび準備コース(通訳準備)の講師として後進の指導にあたる。 

 


サイマル出身の通訳者の中で、エンターテイメント業界を中心に通訳業務をされている方は実は珍しいのですが、今回のセミナーでは今井先生が通訳者に転身する前の経歴を活かして活動するに至った経緯や、エンターテイメント業界での通訳のお話、また普段アカデミー講師として教える立場から、業界によらず通訳者に求められる勉強や姿勢など様々なお話をしていただきました。


「英語が喋れる」と「通訳ができる」は別物
セミナーの冒頭では、司会者が読み上げるご自身のプロフィールを逐次通訳していただきました。先生は幼少期に海外で暮らしていたことのある帰国子女。しかし、英語は喋れても通訳はできないということを強調していました。英語のFluencyが高い人は、「通訳っぽい」ことはできるかもしれませんが、冗長な表現になってしまうことが多く、決して「うまい通訳」とは言えないそうです。「『通訳の勉強』をしないと、要領よくまとめて訳出することはできない。通訳学校に入って天狗の鼻を折られました」と通学時代の苦い思い出を語ってくださいました。
逆に、帰国子女や留学などの海外経験がなくても、日本でコツコツ勉強して通訳者になった人は、その後もコツコツと経験を積み、優秀な通訳者になるケースも多いそうです。


通訳・翻訳の両立と、向き・不向き
今井先生は通訳業がメインですが、翻訳を頼まれることもあるそうです。ですが、全く関係のない分野というよりは「芸能」という主軸の元、翻訳業もやっています。「ビジネス通訳も文芸翻訳もやる、というようにオールラウンドで通訳・翻訳をやるのは不可能です。第一線で活躍するならどちらかに絞った方がいい」とのこと。
その中で通訳向きの人は『潔い人』『失敗を引きずらない人』『ある程度出たがりで虚栄心がある人』、翻訳向きの人は『言葉に対してこだわる人』『じっくりと物事を考えられる人』と分析されていました。

 

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“Preparation or Lack thereof makes or breaks the interpreter”
準備をしたかしないかが通訳の正否の分かれ目である。

セミナーではいかに事前準備が大事かを説く場面が多々あり、その中でも「背景知識」という言葉を多く耳にしました。映画は様々な世界をテーマに扱うため、多岐にわたり知識が豊富でないと話者の思考のフローが頭に入って来ず、直訳になってしまい、聴き手に伝わるいい通訳ができないそうです。また、知らない単語に出会ったときも背景知識を持っていると、話の前後でその単語の意味を推測することもできます。

例えば今井先生の場合、1人の監督のインタビューを通訳するのに、その監督のこれまでの作品や過去のインタビューを調べて動画があればチェックしたり、また本を執筆されている場合はなるべく目を通すようにしています。他の分野の通訳者同様、単語帳づくりも欠かせない作業です。

年間200本、週4本ペースで映画を観て、常に情報収集をしているそうで、「通訳している時間だけが通訳ではない。準備している時間も含めて通訳なので、正直遊ぶ時間はないです。」とプロ通訳者の厳しさも教えてくれました。

 

ハリウッドスターや有名な映画監督など、華やかな場面での通訳をしている今井先生。一方、仕事のためにスプラッタ系のホラー映画を観続ける日々や、日活ロマンポルノの映画を観続ける日々など、趣味の映画鑑賞では観ることのないジャンルも観なくてはいけない、などの芸能通訳者ならではのエピソードも。休み続けることなく準備に余念がないプロの熱い一面が垣間見えるセミナーでした。

 

旗 サイマル・アカデミーの通訳者養成コースについて

旗 前回の『通訳者への道(2016年2月28日実施)』はこちら

【11/20開催】医薬翻訳者のための Global Pharma English ワークショップ

  • 2016.10.05 Wednesday
  • 17:34

昨年は「医療・医薬翻訳者のためのGlobal Englishセミナー」として開催しましたが、今回は「ワークショップ」としてパワーアップして開催いたします!

 

えんぴつGlobal "Pharma" Englishとは?
Lee Seaman氏が提唱するGlobal “Pharma” Englishは、ネイティブ言語を問わずどんな読み手でも早く、正確に読める翻訳文です。Clear, Concise, Coherent な英訳文を書くことで、翻訳のリーダビリティを向上させます。国際化が著しい医薬業界では益々求められるスキルです。昨年11月に実施したセミナーでは、Global English の概要やその意義について説明しましたが、今回は少人数のワークショップ形式で実施します。
Clear, Concise, Coherent な英訳文とは具体的にどのようなものか?
どうすれば書けるのか?
実案件を想定した課題やグループディスカッションを通して実践的に習得します。

 

四葉のクローバー 教材は「照会事項及び照会事項の回答文」と「治験関連文書」を取上げる予定です。

 

講師推薦があった方はグループ翻訳会社リンクトランス・サイマルに

翻訳者としてご紹介します。

 

【日時】2016年11月20日(日)14:00〜17:00

【講師】Lee Seaman(翻訳者)
【会場】サイマル・アカデミー東京校
【定員】16名(申込順・定員に達し次第締切)
【受講料】30,000円(税込)
【対象】

・日英翻訳者で医薬翻訳を学びたい方
・製薬会社等で英文資料作成や翻訳をしている方
・Global English に興味のある医薬翻訳者
・医薬翻訳を学習したことがある方

 

【申込締切】10月24日(月)★開講決定につき現在募集中!★

【申込方法】申込書に翻訳学習歴、経歴書をご記入のうえ、アカデミー事務局にご提出ください。

 

申込書や経歴書、その他詳細はサイマル・アカデミーウェブサイトにて!

 

みなさまのお申し込みお待ちしております楽しい

 

パソコン Seaman先生が担当するインターネット講座「日英医薬翻訳 上級」好評配信中!

2016年3月6日開催 『通訳者・翻訳者への道in大阪』 アフターレポート

  • 2016.09.26 Monday
  • 13:18

大阪校のコースリニューアルを記念した特別企画として、大阪で初めて「通訳者への道・翻訳者への道」を開催しました。第1部は、日本の会議通訳者の草分け的存在で、サイマル・アカデミー東京校で「会議通訳コース」を教えられている小松達也先生による「通訳者への道」です。

 

かつて、大阪に住んでいたことがある小松先生。
「大阪の人は東京の人よりよく話す、Talkativeな人が多い。ハッキリものを言う大阪の人の方が通訳者に向いている」というお話から、今回のセミナーは始まりました。

 

嬉しい 私はこうして通訳者になった
高校時代からアメリカの映画とジャスに魅せられた小松先生はアメリカに憧れをもち続け、大学卒業後、米・国務省で募集していたワシントン駐在の通訳者試験に合格。そして25歳の時に渡米。「アメリカに行きたかった想いが募って渡米し、その手段が通訳だった。そんなことで私の通訳人生が始まった。」とおっしゃっています。
渡米した頃は、日本がまだアメリカから経済援助を受けていた頃で、日本から来る経済人・ビジネスマンの訪問団に同行して自動車や鉄鋼などの工場視察や会議で同時通訳をする日々を送っていました。
アメリカでのプログラム終了する頃、1964年東京オリンピックが終わった後の日本では、国際会議がようやく開かれるようになり通訳の需要が増加。1965年に一緒に帰国した村松増美さん、國弘正雄さんとサイマルを立ち上げました。


四葉のクローバー 通訳の楽しみは
“the first page of history(歴史の第1ページ)”という、ジャーナリズムを指す言葉があります。「ジャーナリズムは歴史の第1ページ、ほかの人が知るより前にジャーナリストが知っている」ということを指すわけですが、「通訳者は会議に同席して通訳するので、実はジャーナリストより前に知っている!通訳者は歴史の第一線にある仕事である。」と小松先生は言います。「カッコイイ、いい案件の通訳をずっとやらせてもらい恵まれていた」と話す小松先生は、沖縄返還の日米交渉やオイルショック、日米貿易交渉、サミットなど歴史が動く場面で通訳をされてきました。

また、普通は会えない方々に会うことができるのが通訳者の面白みの一つ。ただ会うだけでなく、その人を通訳するために、その人のことをいろいろ勉強する。時には直接話す機会もあって、その人の人柄を知ることができる楽しさがあります。「佐藤栄作氏から小泉純一郎氏までの歴代の首相、米国大領領もクリントン氏まで、財界人も松下幸之助氏、ソニーの森田氏、ホンダの本田氏・・・みなさん実に面白い人だったが、普段会うことができない魅力的な方々と会い、話をする機会が持てたのも通訳者だったから」とおっしゃっていました。
また、仕事で世界を飛び回り、異文化に触れられること、サラリーマンのような縛りがなく自由な仕事であること、年齢に関係なく仕事をすることができるのも魅力の一つです。

 

★通訳者・翻訳者への道(20160306) 004.JPG


えんぴつ 通訳の技術:通訳者に求められること
「通訳は人の言うことをよく聞いて正しく理解し、その内容を分かりやすく、明瞭に、そして自然な言葉で、聞く人に伝えること」とおっしゃる小松先生は、その為に何が必要かを語ってくださいました。

まずは高い語学力。
実は英語のプロ通訳者で帰国子女は全体の25%〜30%程度。つまり、大多数は日本で英語を身につけた人たちで、それでも十分プロの通訳になれるわけです。
そのために必要なことは2つ。1つは各自が英語力不足を自覚し、プロになった後も日々英語力アップの努力を続けること。もう1つは限られた英語力を使っていかにうまく通訳できるかどうか、だそうです。
また、訳出に関して、日本語と英語の語順の違いから自然でなくてもいいという考え方もあるようですが、小松先生は「プロの通訳者であれば自然で分かりやすい表現にこだわってほしい」と普段教鞭を取られているからこそのお話もありました。

その次に重要なのが知識を付けること。
ビジネス、政治、環境、医学・・・それらの知識を持っていなければ、本当の意味で話の内容を理解することは難しくなります。身につけた知識を使って表現することが大切で「通訳者は言葉ができる知識人であり、コミュニケーション能力のある通訳者は現代に一番必要な人材」「通訳や翻訳の学習をすることで国際的知識人になれる」とおっしゃっています。

興味深かったのは、「通訳者も自分の意見を持たなければいけない。興味をもつ分野を見つけ、そこから自分の意見を形成していくとも大事である。通訳者は客観的な立場で、自分の意見を言ってはいけないが、人のことを理解し表現するためには、自分の意見・意思も必要である。」というご意見でした。これは通訳だけでなく、私たち皆に必要なことかもしれません。


その他、事前に寄せられた質問にもお答えいただきました。

 

通訳の仕事の未来は? 
日本に平和と経済成長が続く限り、日本での通訳業界の成長もゆるやかではあるが成長が続くのではないか、日本のビジネスと連動して縮小することはないと思う、と小松先生はおっしゃいます。「よく、コンピューターが通訳に替わるかという質問がありますが、人間の言葉は複雑で、表面上の言葉ではなく心を読まなければ通訳はできません。その点でコンピューターが通訳に替わることはないと考えています。」

 

日本において通訳の資格制度が必要か? 
通訳市場は自由競争市場でありクライアントが適切な評価を下してくれているので、自由競争で案外うまく機能している、と小松先生は見ています。「資格制度がないのは問題ではあるものの、それによる不自由があるわけではない。しかし、通訳は買い手市場であるため、残念ながら通訳者の地位はあまり高くない状況であるのが現状」「通訳者の地位を上げるには、通訳者が自らを正し自らをより立派な通訳者になるようにし、地位を上げていくことが必要」と考えておられるそうです。そうすれば、通訳という仕事がより魅力的なものとなり、後に続こうという人も増えるのでは、とお話しくださいました。


通訳の第一人者の話とあって、会場の皆さんはとても熱心に聞き入っていました。
また当日は、サイマルの卒業生が小松先生の話を日→英同時通訳するパフォーマンスもあり、「実際の同時通訳を聞けて勉強になった!」という方も多く見受けられたセミナーでした。

 

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同時通訳ブース


 

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2016年6月19日実施 翻訳キャリアアップ・セミナー アフターレポート

  • 2016.09.20 Tuesday
  • 16:23

翻訳学習者の受講目的はさまざまです。なかでも多いのは「フリーランス翻訳者」になること。在宅で仕事ができる、自分のペースで働けそうなど会社勤めにはない魅力に惹かれて、語学力を活かす職業の一つとして関心を持つ人が多いようです。一方で、フリーランス翻訳者の働き方を具体的にイメージできる人はどれくらいいるでしょうか。フリーランス翻訳者になるには?求められる経験・スキルは?そもそも翻訳業界っていったいどんなところなのか?


6月19日に開催した「キャリアアップ・セミナー」では、サイマル・グループの翻訳者採用担当や翻訳コーディネーターがスピーカーとなり、産業翻訳業界の全体像をお話ししました。現場スタッフならではの授業ではなかなか聞けない話に、約20名の参加者は熱心に耳を傾けていました。
ここでは、翻訳に関心をお持ちのブログ読者のみなさんへ、セミナーの内容をご紹介します。


えんぴつ マーケット概要
最新の『翻訳白書』(日本翻訳連盟発行)によれば、日本の翻訳市場は約2千億円。分野別にみると、「科学・工業技術」、「ビジネス一般」の順にそれぞれが全体の約4分の1ずつを占め、「コンピュータ」、「医薬・バイオ」と続きます。「出版翻訳」と「映像翻訳」はふたつをあわせても5%強。つまり、市場のほとんどを産業翻訳が占めているのです。
ITや医薬など専門性の高い分野が並ぶなか、2番目に位置するのは「ビジネス一般」。サイマル・グループで特にご依頼の多い分野です。このカテゴリーには業界を問わず企業や団体の経営資料、プレスリリース、報告書といった一般文書が含まれます。経営や会計などビジネスの基礎知識は産業翻訳者には常についてまわりますから、当校の教材でもよく取り上げます。経営企画や財務・会計、マーケティングといった業務に携わっているビジネス・パーソンなら、仕事で身につけた知識を活かせるでしょう。あまり馴染みがないという方は普段から経済紙に目を通すなどして知識習得に努めることをお勧めします。

 

嬉しい 翻訳エージェントと翻訳コーディネーター
フリーランスの産業翻訳者はまず翻訳エージェントに登録し、エージェント経由で仕事を請けるのが一般的です。エージェントにはコーディネーターと呼ばれるスタッフがいて、原稿受け取りから訳文納品までの作業工程を管理しています。用途や納期など翻訳ニーズをクライアント(依頼元)にヒアリングし、条件に最もふさわしい翻訳者を選定、時には納品後のクライアント対応をすることも。翻訳者のほか、校閲者、英語ネイティブチェッカーや編集者といった複数の作業者の中心となって訳文の品質管理を担うのもコーディネーターの役目です。翻訳者をめざすみなさんが将来やりとりをすることになるのが、この翻訳コーディネーターです。

 

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足 プロへの第一歩
先の説明の通り、フリーの翻訳者はエージェントから仕事を受けるのが一般的です。となると、プロをめざす学習者の第一のハードルは「トライアルにパスし翻訳エージェントに登録すること」と言えるでしょう。エージェントはたいてい書類審査とトライアルで翻訳者を選考します。登録の基準はエージェントにより異なりますが、プロに求められるスキルとして共通しているのは、高い語学力、リサーチ力、専門知識、一定の翻訳スピードなどです。
今回は採用担当者から履歴書・職務経歴書の見本を配布し「採用側はここを見ている」というポイントを紹介しました。文書作成が仕事の翻訳者。内容はもちろんのこと、誤字脱字なく読みやすいレイアウトに仕上げて、エージェントに好印象を与えましょう。


パソコン 安定して仕事を得るために
エージェントに登録してプロ翻訳者としてスタートを切ったら、次なる目標は継続して仕事を依頼してもらうことに変わってきます。先に述べたとおり、翻訳者がやりとりする相手は翻訳コーディネーター。継続して仕事を得るためにすべきことは、一つひとつの案件に丁寧に取り組み、コーディネーターの信頼を得ることに尽きるでしょう。一定の水準を保つ安定した翻訳力のほか、納期の遵守、連絡の取りやすい環境づくりも大切です。なかでも、連絡に対するレスポンスが早く、円滑にコミュニケーションが取れる翻訳者は安心感がありコーディネーターに好まれます。プロになったら意識していただきたいビジネスマナーのひとつです。


四葉のクローバー 翻訳OJT制度
セミナー後半は4月コースからはじまった「翻訳OJT制度」を紹介しました。この制度はリンクトランス・サイマルの協力のもと、授業で学んだことを実際の翻訳案件で実践する機会を提供する新たな試みです。教室では決して学べないたくさんの利点があります。

 

 実務を経験できる >>> 仕事の依頼の流れ、実案件のスピード感を体験できます
プロの校閲を受けることができる >>> 翻訳“商品”として不足している点がわかります
実績をつくることができる >>> 翻訳実務経験のひとつに加えることができます


翻訳エージェントに応募する時にはほとんどと言っていいほど実務経験が問われます。学びながらその実績をつくることができるのがこの制度の最大の魅力です。当校にはこのほか、グループ翻訳会社への優秀者推薦制度を設けています。経験ゼロからプロをめざす方にぜひ活用していただきたいキャリアサポート・サービスです。


花 セミナーを終えて
「明確に」または「漠然と」、「今すぐにでも」あるいは「数年先に・・・」。決意の度合いはそれぞれでしょうが、「翻訳者」という職業ついてもっと知ろうと熱心にメモをとる参加者の姿が印象的でした。
参加者からは次のような感想が寄せられました。

● 翻訳のマーケットがわかって良かったです。エージェント登録の流れについてもよく理解できました。

● 翻訳コーディネーターやその他のスタッフの役割をイメージすることができた。

● 受講し始めたばかりで、この先どのように仕事につなげることができるのか不安でしたが、めざすべきものがより明確になり良かったです。

 

業界や職業に関する情報収集は仕事を選ぶ上で不可欠なこと。現場で働くスタッフの、具体的なエピソードを織り交ぜた臨場感ある話は参加者の学習意欲をおおいに刺激したようです。今後も旬の業界情報をお届けし、受講生のみなさまのキャリアアップをサポートしてまいります!(翻訳者養成コース担当)

 

旗 前回のキャリアアップ・セミナー(2016年1月17日実施)

旗 サイマル・アカデミーの翻訳者養成コースについて

 

プロ通訳者になれる人・なれない人〜通訳・翻訳ジャーナル秋号より〜

  • 2016.09.05 Monday
  • 15:11

現在発売中の『通訳・翻訳ジャーナル秋号』にて掲載されている「通訳者・翻訳者になれる人、なれない人」という特集で、サイマルの通訳者養成コースの講師が協力しました!

 

「こんな資質の人がプロになれる…」「講師が教える学習者がつまずきがちなポイント」など

プロを目指す人なら誰しも気になる情報が満載です嬉しい

今回は、この取材記事で協力した講師のアンケート回答をいくつかご紹介します。

 

旗 通訳者になるために必要な資質の中で、特に重要なもの

積極性、向上心、サービス精神、コミュニケーション能力など、様々な回答がある中で一番多く挙げられていたのが『好奇心』でした。

通訳の仕事は幅広い分野に対応しなくてはならないので、知的好奇心があり、その案件の背景をより詳しく掘り下げられることに抵抗がない方が向いています。以前、「通訳者への道」セミナーで長井鞠子さんも同じことを仰っていました。

 

旗 通訳者になるための必要なスキルとは?

前述の「好奇心」から分かるように「リサーチ力」、またフリーランスをめざす人は「営業力」も大切と先生方は仰っていましたが、特に多く挙がっていたのは「日本語の運用力」でした。

英語やその他外国語につい注力してしまいがちですが、TPOをわきまえた日本語は必要不可欠。また、四字熟語や古典などを引用して話す方もいるので、日ごろからそのような勉強も大切です。日本語力の向上方法についてはSIMUL CAFEでも取り上げていますコーヒー

 

旗 受講生がつまずきがちなポイントって?

「聞き取れない」がゆえについメモをたくさん取ってしまう方が多く見受けられます。単純に「聞いて」「理解する」ことができていないので、メモを取らずに要約練習などをしてメッセージを聞きとる訓練をした方が効果的だそうです!

 

その他の資質や苦手ポイントの克服方法は、『通訳・翻訳ジャーナル秋号』に掲載されています楽しいサイマル・アカデミーの受講生インタビューも掲載されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

 

サイマル・アカデミーが各種雑誌に紹介されています♪

  • 2016.08.05 Friday
  • 12:01

募集時期になると各種専門雑誌にサイマルの学校紹介記事が掲載されます。

今回も3誌ほど取材がありましたが、まずは現在公開・発売中のものをご紹介しますハート

 

本 通訳・翻訳キャリアガイド2017(The Japan Times)

通訳・翻訳の学校情報だけでなく、著名な方のインタビューも掲載されています。

サイマル・アカデミーの学校紹介ページでは、通訳者養成コースの盒恭里先生受講生の眦塚獲さんにご協力いただきましたき

サイマル出身、ということでご自身が生徒だったときに悩んでいたことも踏まえて授業をしているそうです!

「受講生に身につけてほしい習慣は?」という問いに「日ごろから分かりやすい話をしているかどうか。ちゃんと文章を言い切っているかどうか。」と答えていたのが印象的でした。

 

こちらの記事は通訳・翻訳キャリアガイド2017のウェブサイトでもご覧いただけます!

 

本 翻訳通訳のトビラ・English Journal 9月号(アルク)

翻訳通訳のトビラでは翻訳・通訳に関わる情報が載っています。

こちらの学校紹介ページでは講師・受講生・事務局からのメッセージを掲載予定。

第1弾としてまずは翻訳者養成コース講師 沢田陽子先生のメッセージが公開中です!

 

エレガントな見た目とはうらはらに、大学院で応用翻訳学を学び論理的な翻訳を行なっている沢田先生。

翻訳する文章の種類によって意訳が良かったり、直訳が良かったりと翻訳テクニックを使い分けているそうです。原文を丁寧に読んだり、リサーチを徹底したりと翻訳に対する熱意を感じるインタビューでした。

 

こちらの記事は翻訳通訳のトビラでご覧いただけます。第2弾、3弾と毎月更新される予定ですのでお楽しみににじ

 

またEnglish Journal9月号では、講師メッセージだけでなく受講生、事務局のメッセージも掲載されていますので、書店などの見かけた際はぜひお手に取ってみてください!

 

これまでのサイマル・アカデミー取材記事は”SIMUL on Media”で公開中です!サイマルの授業や先生のことを知りたい方はぜひご覧ください嬉しい

【英語・中国語・フランス語】2016年10月コース受講生募集中!

  • 2016.08.01 Monday
  • 17:04

サイマル・アカデミーでは、2016年10月コースの受講生を募集しています。

通訳・翻訳のプロフェッショナルをめざす方をはじめ、語学力をブラッシュアップしたい方など様々な方に向けたコースをご用意しております!

 

◆ 東京校 ◆

英語コース:通訳者養成コース、翻訳者養成コース、準備コース(通訳・翻訳)、語学力強化コース

中国語コース:通訳者養成コース、翻訳者養成コース、総合中国語

フランス語コース:通訳者養成コース、翻訳コース、上級フランス語

 

◆ 大阪校 ◆

英語コース:通訳者養成コース、翻訳者養成コース、語学力強化コース

中国語コース:通訳者養成コース

 

体験レッスンはこの時期だけの開催となります!気になるクラスがある方は、ぜひこの機会をご利用ください四葉のクローバー実施スケジュールはサイマル・アカデミーウェブサイトにて!

 

今回も実施決定!無料セミナー「通訳者への道」「翻訳者への道(東京開催のみ)」

毎回ご好評いただいている本セミナーですが、今回も実施が決定しました拍手

東京開催の講師は、会議通訳者で本校講師の今井美穂子先生と、修了生で現在はサイマル・インターナショナル登録翻訳者の桧垣さゆりさんです。大阪開催は会議通訳者で本校講師の山上久美子先生です。

スケジュール等の詳細、お申し込み方法はサイマル・アカデミーウェブサイトにて!

 

★期間限定★英語コース入学金100%割引キャンペーン実施中!

英語コース新規生の入学金が100%割引になるキャンペーンを実施中!期間限定ですので、お申し込みはお早めに!!

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ご不明点はサイマル・アカデミー事務局までお問い合わせください。

みなさまのお申し込みお待ちしております!

サイマル修了生 守さんの翻訳書が出版されました!

  • 2016.07.06 Wednesday
  • 16:11

サイマル・アカデミー翻訳者養成コース出版翻訳 修了生の守信人さんの翻訳本が2冊出版されました!

「数学」と「遺伝子組み換え」という一見、専門的な内容に守さんがどのように翻訳をしたか、教えていただきました楽しい

 

四葉のクローバー 守さんからのメッセージ 四葉のクローバー

 このほど『ニューヨークタイムズの数学』(ノンフィクション)の一部と『遺伝子組み換えのねじ曲げられた真実』(同)を翻訳する機会をいただき、ことし5月と6月に出版にこぎ着けることができました。数学や遺伝子の話は、会社勤め時代の科学系の仕事でも扱ったことがあり、それなりに慣れているつもりでしたが、本の翻訳となると話は別で、得がたい経験をさせていただきました。


『…数学』の方は、『タイムズ』に掲載された数学関係の記事を集めた本で、素人にもわかりやすい筆致で書かれています。翻訳のきっかけは、あるオーディションを受けて複数の訳者の一人に選ばれたことでした。担当箇所は序文、イントロダクション、第5章「暗号学と、絶対に破れない暗号の出現」で、邦訳650ページ以上のうちの80ページほど。分量的にはそう多くありませんでしたが、数学にかかわる部分を間違えてはいけないこと(当たり前!)に加え、『タイムズ』独特のちょっと気取った言い回しもあり、分量の割に密度が濃く神経を使いました。出版元の方針で、翻訳に関してチェッカーがつき、訳をチェックしてくれたのも初めての経験でした。指摘される点にもっともな点が多く、意味の解釈、訳文づくりの両面でよい勉強をさせていただきました。


『遺伝子組み換え…』はサイマル・アカデミーと先生のご紹介でお話をいただきました。本の内容は、遺伝子組み換え食品に反対する運動を担ってきた弁護士が、裁判の過程で入手した米国食品医薬品局(FDA)の書類から、FDAが違法に遺伝子組み換え食品を認めたことを突き止めたという主張を軸に、遺伝子組み換え食品の歴史を振り返る論争の書です。著者の立場は偏ってはいますが、それはそれとして、1970年代からの科学界の動き、政府と業界との癒着、流れに逆らった研究者に対する報復のすさまじさなど、極めて興味深い事実が次から次へと展開されていきます。経済や政治とからみあった科学史でもあり、政府、企業、科学界による情報操作の歴史とも読めるかもしれません。
ただ法律論でも科学的説明でも著者の叙述はねちっこく、翻訳しながら辟易させられることもしばしばありました。注を含めると、原書で500ページ余、翻訳で約750ページあり、量に圧倒されて、翻訳の細部に神経が行き届かなかったうらみはありますが、できる限り、専門知識のない方でも楽に読める日本語を目指したつもりです(とても実現できていませんが)。一冊を通して、術語の訳語をどう統一するか、あるいはしないか、という決断では最後まで悩みました。遺伝子組み換え食品の論争に興味のある方にはぜひ、読んでいただきたい本です。

 

ニューヨークタイムズの数学-数と式にまつわる、110の物語

ジーナ・コラータ 著、坂井 公 監修 WAVE出版

 

数学とは科学か芸術か?自然や生活に関連する「数」の不思議から、希代の天才数学者たちの素顔とその苦悩まで―。124年間、世界の知的好奇心を刺激し続けてきた人気エッセイ、日本初上陸。

 

 

 

 

 

遺伝子組み換えのねじ曲げられた真実

スティーブン・M・ドルーカー 著 日経BP社

 

多くの著名な生物学者や学術団体が、遺伝子組み換え食品を世に出すためリスクを隠蔽し、真実をゆがめてきた。本書はこの手の込んだ詐欺がどのように行われ、一般国民だけでなく、ビル・クリントンやビル・ゲイツ、バラク・オバマ、その他の明敏で影響力の大きい人物までが騙されたのかを克明に描く。

 

 

 

 

<プロフィール>

守 信人

2012年まで38年間、通信社科学部記者として勤務。原発、宇宙開発、IT技術などを担当。日本科学技術ジャーナリスト会議会員。
2013年にサイマル・アカデミーへ入学し、翻訳者養成コース出版翻訳を受講。

2016年夏期プログラム募集開始ました!

  • 2016.06.24 Friday
  • 11:35

サイマル・アカデミーでは2016年夏期プログラムの受講生を募集しております。

通訳・翻訳を初めて学ぶ方、さらにスキルアップしたい方、語学力を強化したい方など様々な方に向けたクラスをご用意しております嬉しい

10月コースをご検討中の方も、まずは短期プログラムでサイマルの授業を体験してみませんか?

 

◆ 東京校<8/8(月)より随時開講!>

英語 ⇒

【通訳コース】通訳入門、日英逐次通訳強化、NEW通訳のためのノート・テイキング など

【翻訳コース】翻訳入門<日英・英日>、英文契約書の読み方・訳し方、翻訳チェッカー講座

【語学力強化コース】50時間集中総合英語、文法・構文から学ぶリーディング、NEWPresenting Japanなど

 

中国語 ⇒ 逐次通訳短期講座、中国語リスニング強化講座、プロ翻訳者に学ぶ日訳強化、NEW総合中国語 など

 

フランス語 ⇒ フランス語上級文法講座、趣旨を把握しよう -Le Monde経済記事の精読-

 

◆ 大阪校<8/9(火)より随時開講!>

英語

【通訳コース】通訳入門

【翻訳コース】翻訳入門<日英・英日>、翻訳チェッカー講座

【語学力強化コース】短期総合英語、NEWPresenting Japan など

【受験対策】TOEIC対策、英検1級対策 など

 

中国語 ⇒ 通訳入門、NEW日訳強化のための翻訳

 

夏 詳細はサイマル・アカデミーウェブサイトにて!

 

2016年2月28日開催 『通訳者・翻訳者への道』 アフターレポート

  • 2016.05.20 Friday
  • 10:24
サイマル・アカデミーでは、定期的にセミナー「通訳者への道」「翻訳者への道」を開催しています。 こちらでは2016年2月28日(日)に開催された『通訳者への道』についてレポートします!

今回の「通訳者への道」セミナーの講師はサイマル・アカデミー通訳者養成コース講師の高松珠子先生です。アメリカで教育を受けた高松先生は英語が母国語となるため、今回はすべて英語で行なわれました。

高松先生(サイズ調整済).png講師:高松 珠子(会議通訳者、サイマル・アカデミー講師)
生後すぐに渡欧し、高校まで米国で過ごす。米オーバリン大学卒業後、 クラシック音楽関係の米系企業の日本駐在などを経て、フリーランス通訳者に。 日本外国特派員協会の記者会見通訳を多数担当している。


セミナーは、先生が一方的にお話されるのではなく、来ていただいたみなさまから直接質問を受けて答える、という「コミュニケーション重視」のスタイル。始めはみなさん遠慮がちでしたが、次第に積極的に手が上がるようになりました。多くの質問に答えた高松先生の口からは、これから通訳・翻訳の勉強を始める方や、すでに通訳・翻訳の仕事をされている方へ向けての熱いメッセージが飛び出しました。

その中でも印象的だったのは “Know Thyself!(汝己を知れ!)”という言葉。何をやるにしても「自分のことを知ることが大切」と仰っていました。例えば、自分の強み・弱みを知ることだったり、会議通訳や通訳ガイドなど数ある通訳の種類の中で、どの通訳をしたいのかを知り、決断することも「己を知ること」だそうです。
 
高松先生_ブログ使用.jpg

また、“You have limited amount of energy and time in your life.” と時間の使い方の大切さを説く場面も。通訳案件の前に自分の知らないことを調べる際は、「案件の日から逆算して何をどこまで勉強できるか」と分析しながら、実際の現場でどのようなことが聞かれるか、どんな話が上がってくるのかを想像し、その中で自分が分からないことを優先的に勉強していくそうです。また、今後しばらく話題に上がるであろう事柄(経済や中国などの隣国のこと)については日々勉強をし、情報を更新しています。
「通訳をしてみたい分野があるのですが、どのように勉強すればいいですか。」という質問に高松先生は「興味がある分野があるのなら、まずは飛び込んでみればいい。仕事をしながら勉強するのが上達への一番の近道です。」と強く後押しする場面も見られました。

トップ通訳者とは思えないほど気さくで、いろいろな質問に熱心に答えてくれた高松先生。先生に励まされた方が多く見受けられたセミナーでした。

嬉しい 参加者の声
● 高松先生の気さくな人柄とパワー溢れるお話を聞くことができ、モチベーションを上げることができました。イメージしていた通訳者とは異なり、1つ1つの言葉からたくさんのパワーを頂けました。これから目標に向かってがんばります。ありがとうございました。
● 通訳になるにあたっての重要なエッセンスをご伝授していただきました。いろいろご回答くださり、ありがとうございました。

次回は2016年8月末ごろを予定しております。

四葉のクローバー これまでの「通訳者・翻訳者への道」アフターレポートはこちら

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