「を」の有無

  • 2009.10.06 Tuesday
  • 13:37
 

BY三木俊哉

考えだすと眠れない疑問のひとつに、「を」の有無がある。たとえば「散歩する」なのか「散歩をする」なのか。「予防する」なのか「予防をする」なのか。私自身はなんとなく「を」なし派という気がする。でも、これといった理屈があるわけではない。一概にはいえないかもなあ、と弱気なふしもある。

 

2番目の「予防」の場合は、もとの動詞が他動詞だから、「風邪を」ときたら「予防する」がふつうなのだろう。ただし「風邪の」ときたら「予防をする」だ。じゃあ自動詞系の「散歩」には何かきまりごとのようなものがあるのか? 「公園を散歩する」「公園の散歩をする」――同じ法則? 問題は「公園で」の場合かもしれない。「公園で散歩する」なのか「公園で散歩をする」なのか。

 

単純にGoogleで検索してみた。

  公園で散歩する  1,790

  公園で散歩をする  714

 

さらに「公園」をとって検索すると、

  で散歩する        48,900

  で散歩をする      20,100

 

「で」を「と」に換えると、

  と散歩する        48,500

  と散歩をする      9,300

 

現状の市民権は「を」なし派にありそうだが、時とともに「を」あり派の勢力が着々と増しているような印象を持つのは私だけだろうか? たとえば以下の例では、すでに「を」あり派が優勢を誇っている。

 

  キャッチボールする           22,300

  キャッチボールをする         62,200

 

ますます眠れません。

 

プロフィール

三木俊哉 サイマル・アカデミー 英語翻訳者養成コース講師

企業勤務を経て、主に産業翻訳(英日・日英)に従事。

訳書に『スティーブ・ジョブズの流儀』、『強い会社は「周辺視野」が広い』、

『完全網羅 起業成功マニュアル』など。

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