2015年2月1日実施 翻訳者養成コース卒業生セミナー アフターレポート

  • 2015.02.24 Tuesday
  • 11:40
新宿校にて、翻訳者養成コースの卒業生セミナーを開催しました。
スピーカーとしてご登壇いただいたのは、サイマルの卒業生で、LTS(リンク・トランス・サイマル)に翻訳者登録を果たしたKさんとSさんです。進行役は産業翻訳英日コース講師の成瀬由紀雄先生。Kさんは在宅翻訳、Sさんはチェッカーと、勤務形態は異なりますが、それぞれ現在携わっている翻訳のお仕事についてお話をしていただきました。当日のお話の一部をご紹介します。

● 英日辞書は捨てなさい?
在宅翻訳に従事するKさん。在宅のお仕事特有の悩みとして、オンオフの切替についてあげてくださいました。「会社員時代は、いくら仕事がハードでも夜はぐっすりと眠って切替ができていましたが、今は悪夢を見ます(笑)」という言葉に成瀬先生も深く頷いていました。
Kさんが翻訳をする際に心がけているのは、入念なリサーチ。わからないことはとにかく調べる。徹底してリサーチをする姿勢は受講生時代に成瀬先生に叩き込まれたことの一つだそうです。また、原文以外にも関連文献を山ほど読みこみ、その分野における用語の使われ方に「頭をきりかえる」ようにしているとのこと。
「例えば"develop"という言葉ひとつをとっても、教育業界と金融業界では訳語がまったく違ってきます」
英日辞書をひいて、出てきた言葉をあてはめるだけでは翻訳はできません。Kさんが活用しているのは類語辞典や英英辞書、また日本語の辞書を参照する機会も非常に多いそうです。

● 翻訳は究極のサービス業
Sさんはオンサイト・チェッカーとしてLTSに勤務されています。「"傍目八目"、人の粗は目立ちます」と茶目っ気たっぷりのSさん。翻訳者に必要な資質を3つあげてくださいました。

一つ目に粘り強さ。翻訳者はパソコンの前で一日中座ってすごすことも少なくありません。また、翻訳は例えるならばタペストリーを編むような地道な作業。コツコツとした仕事が苦にならないことが翻訳者にとって必須の資質の一つです。

二つ目に言葉に対するこだわり。Sさんはレストランで使われる不自然な接客用語が大嫌い!だそう。自分が使う言葉にたいしてはもちろん、身近で使われる言葉にたいしてもこだわりをもつことが必要です。

三つ目にあげてくださったのは、「サービス・マインド」
翻訳とはじつに究極のサービス業なのだそうです。実際に顔をあわせる機会が少なくともエンド・クライアントの存在は必ず意識する、とSさん。また、自分の仕事がどのような結果を生み出すのかを想像することが大切なのだそうです。クレームレターのチェックをした際には、書き手側の「怒り」をしっかりと伝えつつ、読み手側が受ける印象にも気を配るというバランスに配慮されたとのこと。担当コーディネーターやエンド・クライアントに喜ばれる仕事がしたいですねと語るSさんに熱意を感じました。

● 翻訳の魅力、やりがいとは
翻訳される文書は、企業がお金を出してでも広めたい、活用したいと考えている文書。その分野のフロントラインの話題であることが多いそうです。業界の最新事情に触れ、知的刺激を受けられることが翻訳の仕事のインセンティブのひとつ、とお二人はおっしゃいました。

KさんとSさんは、サイマルでの受講をきっかけに、翻訳者としてのキャリアを花開かせた実例。お二人のお話は、翻訳者をめざして勉強中のみなさまにとっておおいに刺激となったのではないでしょうか。
セミナー会場から第二、第三のサイマル翻訳者がうまれることを期待しています!
(新宿校スタッフ)

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